危険物乙4 過去問 物理・化学
「問22. 物質の種類の解説」


問22. 物質の種類の解説

ポイント !!
1物理変化と化学変化の違いを理解しましょう。
2単体、化合物、混合物の違いを理解しましょう。
3同素体と異性体について理解しましょう。

次のうち正しいものはどれか。

  • 分子式が同一なものは、物質の性質も同じである。
  • 黄りんと赤りんは同素体であるから、化学的性質は全く同じである。
  • 比重が同じである物質は、その性質も同じである。
  • 比重が同じである物質は、同体積の質量が同じである。
  • 沸点が同じであれば、必ず同一物質である。

「4」が正解

問22. 物質の種類の解説

  • 分子式が同じでも、その構造(式)が異なれば性質も当然異なる。
  • 同素体の (例) ≪ 黄りんと赤りん、木炭とダイヤモンド
  • 比重が同じでも性質が同じとはいえない。
  • 比重とは、同体積(4℃、1気圧のとき)の水と比較した物質の質量をいう。
  • 砂糖水や食塩水などのように、不揮発性の物質が溶けている場合には、沸点は100℃よりも高くなる。このように混合物は、混合の割合によって沸点が変わる。よって異なる物質でも、沸点が同じになることがある。

当設問のポイント !!

分子式が同じで性質の異なる物質を、互いに異性体という。

同じ元素からできていて、性質の異なる単体を、互いに同素体という。

※ 異性体と同素体は重要である。しっかり確認して下さい。

物質の種類について

  • 物質を構成元素によって分類すると、純物質と混合物に大きく分けることができます。また、純物質は単体と化合物に分かれます。
  • 1種類の元素だけでできた物質: 例)酸素、鉄、金など
  • 2種類以上の元素が化学的に結合してできた物質: 例)水、二酸化炭素、硫酸、アルコールなど
  • 単体や化合物がさまざまな割合で混じり合った物質: 例)空気、土、海水、ガソリン、灯油、重油など

同素体と異性体について

  • 構成元素が同じで、原子の結合の仕方が違うために化学的物質が異なる単体の物質を「同素体」といいます。また、分子式は同じで、化学構造が違うために化学的性質が異なる化合物を「異性体」といいます。

物理変化と化学変化

物質が温度によって固体や液体、気体に変化するなど、物質が別の物質に変わるのではなく、状態や形状が変化することを「物理変化」といいます。
一方、灯油を燃やすと二酸化炭素が発生するといったように、ある物質が、性質の異なる別の物質に変化することを「化学変化」といいます。

物理変化の例

  • 1. 水が氷や水蒸気に変化する
  • 2. ドライアイスから二酸化炭素(炭酸ガス)が発生する(昇華)
  • 3. 炭酸ナトリウムの結晶がボロボロにくずれる(風解)
  • 4. にがりがドロドロに溶ける(潮解)

化学変化の例

  • 1. 水が電気分解して水素と酸素になる
  • 2. 鉄が錆びる(酸化)
  • 3. プロパンガスが燃焼して水と二酸化炭素が発生する
  • 4. 木炭や石油が燃える
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