【危険物乙4の過去問】
消火・性質 7章
問2. 第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)の解説


本項目の出題率100%
※ 第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)はとても出題頻度の高い問題です。
しっかり性状等を覚えましょう!

7章 問2. 第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)の解説

灯油及び軽油に共通する性状について、次のうち誤っているものはどれか。

  • 水より軽い。
  • 引火点は、常温(20℃)より高い。
  • 蒸気は、空気より重い。
  • 発火点は、100℃より低い。
  • 水に溶けない。

「4」が正解

物理・化学に次いで、性質の苦手な方は多いです。
第2石油類の比重、蒸気比重、引火点など大切な数値は
繰り返し本試験で出題されている重要なものです。数値は必ず覚えて合格を目指しましょう!


  • 灯油、軽油が水より軽いと出題されれば、二硫化炭素以外は〇なので、正しい。
  • 灯油の引火点は、40℃以上で、軽油の引火点は、45℃以上なので、いずれも常温(20℃)より高い。
  • 第4類の危険物の蒸気は、すべて1以上で空気(空気=1)より重い。
  • 灯油、軽油いずれも発火点は、220℃なので誤っている。
  • 灯油、軽油いずれも石油製品で、非水溶性であり水に溶けない。
※ 最近の出題傾向における重要問題 !!
1.灯油、軽油の発火点は、100℃より低い。
⇒ こう出題されたら、答え(×)
・灯油、軽油の発火点は、いずれも220℃であり100℃より高い。

これを覚えて合格率アップ !!

  • 灯油の引火点は、40℃以上。
    軽油の引火点は、45℃以上。
    酢酸の引火点は、39℃。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第2石油類は水溶性と非水溶性のものがある。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンの引火点は、-40℃以下である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンの発火点は、約300℃である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 自然発火しやすいのは、アマニ油、キリ油等の動植物油の乾性油で、それ以外の第4類は、石油製品を含めて自然発火しない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 燃焼範囲は、おおむね1~8vol%である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンは、種々の炭化水素の混合物である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
    ガソリンをはじめ石油製品は、すべて種々の炭化水素の混合物である。

危険物乙4の過去問
7章 問2. 第2石油類(灯油、軽油、酢酸、キシレン、他)の解説

出題パターンからわかる合格のポイント !!
1 第2石油類

第2石油類の問題は非常に出題頻度が高いです。それぞれの特徴を確実に覚えて下さい。

※ 第2石油類とは、灯油、軽油のほか、1気圧において引火点が21℃以上70℃未満のものをいう。

危険物乙4の過去問 よく試験にでる!主な第2石油類の性質

品名 液比重 沸点[℃] 引火点[℃] 発火点[℃] 燃焼範囲
[vol%]
水溶性
灯油 約0.8 145
~270
40以上 220 1.1
~6.0
×
軽油 約0.85 170
~370
45以上 220 1.0
~6.0
×
酢酸 1.05 118 39 463 4.0
~19.9
キシレン 0.88 144 33 463 1.0
~6.0
×

第2石油類の性質

  • 非水溶性(灯油、軽油など)と、水溶性(酢酸、アクリル酸など)があります。
  • 引火点が常温(20℃)より高いため、常温では引火しませんが、加熱すると非常に引火しやすくなり、危険です。
  • 比重は水より軽いものが多いですが、クロロベンゼンや酢酸は水より重く、水に沈みます
  • 指定数量は、非水溶性のものが1,000リットル、水溶性のものが2,000リットルです。
  • 消火剤には泡、ハロゲン化物、二酸化炭素、粉末などが適しています。
    水溶性のものは、水溶性液体用の泡消火剤が適しています。

危険物乙4の過去問 よく試験にでる!第2石油類の性質

灯油の性質ここ重要
無色または淡黄色(淡紫黄色)の液体で、特有の臭いがある。
液温が引火点以上になると、ガソリンと同様の引火危険を生じる。ここ重要
霧状にしたり、布等にしみ込んだものは、火がつきやすい。
(空気との接触面積が大きくなり、また見かけ上の熱伝導率が小さくなるので危険性が増大する)
ガソリンが混合された灯油は、引火点が低くなり引火しやすい。ここ重要
軽油の性質ここ重要
淡黄色または淡褐色の液体である(着色はしていない)
霧状にしたり、布等にしみ込んだものは、火がつきやすい。
(空気との接触面積が大きくなり、また見かけ上の熱伝導率が小さくなるので危険性が増大する)
酢酸(氷酢酸)の性質ここ重要
無色透明な液体で、刺激性の酢の臭いがする。(食酢は酢酸の約4%水溶液)
水によく溶け、アルコールやジエチルエーテル等にもよく溶ける。
比重は1.05で、水より重い。
金属やコンクリートを腐食する。
アルコールと反応して酢酸エステルをつくる。
キシレンの性質ここ重要
オルトキシレン、メタキシレン、パラキシレンの三種の異性体がある。
非水溶性で水に溶けず、比重は水より軽い。無色透明の液体。
引火点は27~33℃で、常温(20℃)以上である。

危険物乙4の過去問 よく試験にでる!
覚える必要がある主な水溶性、非水溶性の危険物

- 水溶性の危険物 非水溶性の危険物
特殊引火物 アセトアルデヒド
酸化プロピレン
二硫化炭素
ジエチルエーテル
第1石油類 アセトン
ピリジン
ガソリン
ベンゼン
トルエン
酢酸エチル
メチルエチルケトン
アルコール類 メタノール
エタノール
プロピルアルコール
なし
第2石油類 酢酸 灯油
軽油
キシレン
第3石油類 エチレングリコール
グリセリン
重油
クレオソート油
アニリン
ニトロベンゼン
第4石油類 なし ギヤー油
シリンダー油
タービン油
マシン油
モーター油
動植物油類 なし アマニ油

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「危険物の性質と火災予防・消火の方法」
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危険物乙4の試験科目のうち、消火・性質は35問中10問を占める科目です。
消火・性質は第4類危険物全体に共通する性質を理解し、次に第4類に属する個々の危険物の性質を理解することが重要です。
この科目も法令と同様に暗記問題が多数ありますが、出題頻度が高い「特殊引火物」「ガソリン」「灯油、軽油、重油」等の問題を多数掲載しています。あせらずに1つ1つ覚えていきましょう。

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