【危険物乙4の過去問】
消火・性質 6章
問3. 第1石油類(ガソリン)の解説


本項目の出題率98%
※ 第1石油類(特にガソリン)はとても出題頻度の高い問題です。

6章 問3. 第1石油類(ガソリン)の解説

自動車ガソリンの一般性状で、次のうち誤っているものはどれか。

  • 水より軽い。
  • オレンジ色に着色されている。
  • 引火点は、-40℃以下である。
  • 自然発火しやすい。
  • 燃焼範囲は、おおむね1~8vol%である。

「4」が正解

物理・化学に次いで、性質の苦手な方は多いです。
ガソリンの比重、蒸気比重、引火点など大切な数値は
繰り返し本試験で出題されている重要なものです。数値は必ず覚えて合格を目指しましょう!


  • ガソリンの比重は、1以下で水より軽い。
  • オレンジ色に着色されている。
  • 引火点は、-40℃以下で、厳冬の北海道でも引火する。
  • 自然発火しやすいと出題されれば、アマニ油、キリ油等の動植物油は自然発火しやすいが、それ以外の第4類は石油製品(ガソリン等)を含めて自然発火しない。
  • 燃焼範囲は、おおむね1~8vol%である。
※ 最近の出題傾向における重要問題 !!
1.ガソリンの燃焼範囲は、特殊引火物のジエチルエーテル、アセトアルデヒド等やメタノールより広い。
⇒ こう出題されたら、答え(×)
・特殊引火物やメタノールの燃焼範囲は、ガソリンより相当に広い。

2.過酸化水素や硝酸と混合すると、発火の危険性が低くなる。
⇒ こう出題されたら、答え(×)
・第6類の過酸化水素や硝酸(酸化性の液体で酸素を放出する)と混合すると、ガソリンに酸素が供給されるので発火の危険性が低くなるのではなく高くなる。

3.ガソリンは燃えやすく、沸点まで加熱すると発火する。
⇒ こう出題されたら、答え(×)
・ガソリンの発火点は約300℃なので、沸点の40~220℃まで加熱しても発火しない。

これを覚えて合格率アップ !!

  • ガソリンの引火点は、-40℃以下である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンの発火点は、約300℃である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 自然発火しやすいのは、アマニ油、キリ油等の動植物油の乾性油で、それ以外の第4類は、石油製品を含めて自然発火しない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 燃焼範囲は、おおむね1~8vol%である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • ガソリンは、種々の炭化水素の混合物である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
    ガソリンをはじめ石油製品は、すべて種々の炭化水素の混合物である。
※ 第1石油類とは、アセトン、ガソリンその他1気圧において引火点が21℃未満のものをいう。

危険物乙4の過去問
6章 問3. 第1石油類(ガソリン)の解説

出題パターンからわかる合格のポイント !!
1 ガソリン

第1石油類の問題は非常に出題頻度が高いです。それぞれの特徴を確実に覚えて下さい。

ガソリンの性質ここ重要

  • 液比重 … 0.65~0.75
  • 引火点 … -40℃以下
  • 発火点 … 300℃
  • 燃焼範囲 … 1.4~7.6%
  • 蒸気比重 … 3~4(空気=1)

※ ご参考までに … 第1石油類とは、アセトン、ガソリンのほか、1気圧において、引火点が21℃未満のものをいう。
また、非水溶性液体(指定数量200リットル)と水溶性液体(指定数量400リットル)に分けられる。
ガソリンは極めて引火しやすい性質。水に溶けず、蒸気は空気より3~4倍重いので低所に滞留しやすい。電気の不導体であるため、流動などの際に静電気を発生しやすい。

危険物乙4の過去問 よく試験にでる!主な第1石油類の性質

品名 引火点 燃焼範囲 沸点 発火点
ガソリン -40℃ 1.4 ~ 7.6vol% 40~220℃ 300℃
ベンゼン -11℃ 1.2 ~ 8.0vol% 80℃ 498℃
トルエン 4℃ 1.1 ~ 7.1vol% 111℃ 480℃
アセトン -20℃ 2.2 ~ 13vol% 57℃ 465℃

上記すべて水より軽く、蒸気は空気より重い。

第1石油類の性質

  • 非水溶性のもの(ガソリン、ベンゼン、トルエンなど)と、水溶性のもの(アセトン、ピリジン)に分かれます。
  • 引火点が常温より低く、引火しやすい性質があります。
  • 液体の比重は水より軽く、蒸気は空気より重い性質があります。
  • 非水溶性のものは、静電気が溜まりやすい性質があります。
  • 指定数量は非水溶性のものが200リットル、水溶性のものが400リットルです。
  • 消火剤には泡、ハロゲン化物、二酸化炭素、粉末などが適しています。
    水溶性のものは、水溶性液体用の泡消火剤が適しています。

危険物乙4の過去問 よく試験にでる!ガソリンの性質

ガソリンの性質ここ重要
引火点は-40℃以下で氷点下でも引火します。
無色で特有の臭いがあります。ただし自動車ガソリンは、灯油や軽油と見分けがつきやすいように、オレンジ色に着色されています。ここ重要
比重は0.65~0.75で、水より軽く、水に溶けません。
アルコール、その他の有機溶剤によく溶ける。
蒸気比重は約3~4で、空気より重いため、蒸気が低所に滞留しやすい性質があります。ここ重要
沸点は約40~220℃で、揮発しやすい性質があります。
電気を伝えにくく、静電気が溜まりやすい性質があります。ここ重要
燃焼範囲は1.4~7.6vol%で、範囲はそれほど広くありませんが、下限値が低いため、少量の蒸気でも引火する危険があります。
石油製品は非水溶性液体なので、静電気が発生しやすい。

危険物乙4の過去問 よく試験にでる!
覚える必要がある主な水溶性、非水溶性の危険物

- 水溶性の危険物 非水溶性の危険物
特殊引火物 アセトアルデヒド
酸化プロピレン
二硫化炭素
ジエチルエーテル
第1石油類 アセトン
ピリジン
ガソリン
ベンゼン
トルエン
酢酸エチル
メチルエチルケトン
アルコール類 メタノール
エタノール
プロピルアルコール
なし
第2石油類 酢酸 灯油
軽油
キシレン
第3石油類 エチレングリコール
グリセリン
重油
クレオソート油
アニリン
ニトロベンゼン
第4石油類 なし ギヤー油
シリンダー油
タービン油
マシン油
モーター油
動植物油類 なし アマニ油

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「危険物の性質と火災予防・消火の方法」
合格には、60%以上つまり10問中6問以上の正解数が必要です。
危険物乙4の試験科目のうち、消火・性質は35問中10問を占める科目です。
消火・性質は第4類危険物全体に共通する性質を理解し、次に第4類に属する個々の危険物の性質を理解することが重要です。
この科目も法令と同様に暗記問題が多数ありますが、出題頻度が高い「特殊引火物」「ガソリン」「灯油、軽油、重油」等の問題を多数掲載しています。あせらずに1つ1つ覚えていきましょう。

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