【危険物乙4の過去問】
消火・性質 5章
問11. 第4類に共通する消火の方法の解説


本項目の出題率100%
※ 第4類に共通する消火の方法はとても出題頻度の高い問題です。
1回の本試験で第4類に共通する消火の方法に関連する問題は2問出題されることがあります。

5章 問11. 第4類に共通する消火の方法の解説

泡消火剤の中には、水溶性液体用泡消火剤とその他の一般の泡消火剤とがある。次の危険物の火災を泡で消火しようとする場合、一般の泡消火剤では適切でないものはどれか。

  • アセトン
  • キシレン
  • ガソリン
  • トルエン
  • ベンゼン

「1」が正解

  • アセトンのみ水溶性であり、その他は非水溶性である。
※ 得点力アップのポイント !!
第4類の引火性液体(非水溶性の危険物が主体である)の火災に有効な消火剤(消火器)
・霧状の強化液消火剤 ・泡消火剤 ・ハロゲン化物消火剤
・二酸化炭素消火剤 ・粉末消火剤

・アルコール類の火災には、一般の泡消火剤を使用すると泡が消える(泡が溶解したり破壊されること)ので、水溶性液体用の特別な泡消火剤を使用する必要がある。

・ガソリンの火災に水を使った消火は、棒状、霧状共に不適切である。

これを覚えて合格率アップ !!

  • 空気の供給を遮断するか、又は、燃焼を化学的に抑制して消火するのが基本である。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 空気の供給を遮断する例として …
    泡消火剤で燃焼物を覆い窒息消火をする。
    二酸化炭素消火剤で燃焼物を覆い窒息消火をする。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 燃焼を化学的に抑制する例として …
    ハロゲン化物消火剤を燃焼物に放射して、燃焼反応を抑制して消火をする。
    粉末消火剤を燃焼物に放射して、燃焼反応を抑制して消火をする等。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • アルコール類、アセトン等の水溶性液体の消火には、水溶性液体用泡消火剤を使用する。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 一般の泡消火剤が、アルコール類等の水溶性液体の消火に使えない理由は?
    水が主成分の泡が、アセトン等の水溶性液体に溶けて消えるから。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 棒状の強化液消火剤は、第4類の危険物(非水溶性液体、水溶性液体)には使えない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
※ 第4類危険物の消火には、空気の供給を遮断する窒息消火、燃焼を化学的に抑制する抑制作用(負触媒作用)による消火が効果的である。

危険物乙4の過去問
5章 問11. 第4類に共通する消火の方法の解説

出題パターンからわかる合格のポイント !!
1 第4類に共通する消火の方法

1.第4類に効果的な消火剤
  • 1. 霧状の強化液
  • 2. 泡
  • 3. ハロゲン化物
  • 4. 二酸化炭素
  • 5. 粉末

2.第4類に不適当な消火剤
液比重が1より小さい(水より軽い)危険物の火災に注水すると、危険物が水に浮いて火災が拡大するので適当でない。
※ 注意! 水と強化液の棒状は、第4類の消火には使用できない。( ※ 棒状とは、ホースで水(消火剤)をかけること )

3.水溶性危険物の消火
アルコール類やアセトン等の水溶性液体の消火に、一般の泡消火剤を用いても泡が溶解され消えるので効果がない。⇒ 水溶性液体用泡消火剤を使用する。

危険物乙4の過去問 よく試験にでる!消火剤と適応火災のまとめ


普通火災 … 木材 等
油火災 … 水溶性と非水溶性
電気火災 … モーター 等
消火剤の種類 主成分 消火方法 適応する火災
水(棒状放射) 冷却効果
(窒息効果)
普通火災
水(霧状放射) 冷却効果
(窒息効果)
普通火災
電気火災
強化液(棒状放射) 炭酸カリウムの水溶液 冷却効果
(窒息効果)
普通火災
強化液(霧状放射) 炭酸カリウムの水溶液 冷却効果
(窒息効果)
普通火災
油火災
電気火災
泡消火剤(化学泡) 炭酸水素ナトリウム
硫酸アルミニウム
窒息効果
冷却もあり
普通火災
油火災(非水溶性のみ)
泡消火剤(機械泡) 界面活性剤など 窒息効果
冷却もあり
普通火災
油火災(非水溶性のみ)
ハロゲン化物消火剤 ハロン1301
ハロン2402など
負触媒効果
窒息効果
油火災
電気火災
二酸化炭素消火剤 液化二酸化炭素 窒息効果 油火災
電気火災
粉末消火剤 りん酸アンモニウム 窒息効果
負触媒効果
普通火災
油火災
電気火災
粉末消火剤 炭酸水素ナトリウム 窒息効果
負触媒効果
油火災
電気火災

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消火・性質は第4類危険物全体に共通する性質を理解し、次に第4類に属する個々の危険物の性質を理解することが重要です。
この科目も法令と同様に暗記問題が多数ありますが、出題頻度が高い「特殊引火物」「ガソリン」「灯油、軽油、重油」等の問題を多数掲載しています。あせらずに1つ1つ覚えていきましょう。

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