【危険物乙4の過去問】
消火・性質 2章
問6. 第4類に共通する特性の解説


本項目の出題率100%
※ 1回の本試験で第4類に共通する特性に関連する問題は2問出題されることがあります。

2章 問6. 第4類に共通する特性の解説

第4類危険物の一般的な性状として、次のうち正しいものはどれか。

  • 水に溶けるものはない。
  • 静電気が発生しやすく、静電気の火花により引火する危険性がある。
  • 空気とはいかなる混合割合でも燃える。
  • 発火点は、いずれも100℃以下である。
  • 引火点が低く、常温(20℃)で自然発火するものが多くある。

「2」が正解

  • 水溶性のものもある。
  • 混合割合は物質により異なっており、燃焼範囲内において燃焼する。
  • 特殊引火物の二硫化炭素(発火点90℃)以外は、発火点100℃以上のものが多い。
  • 乾性油など自然発火するものもあるが、種類としてはそれほど多くない。

これを覚えて合格率アップ !!

  • 第4類の危険物はすべて可燃性
    すべて液体
    水より軽いものが多い
    すべて蒸気は空気より重い
    水に溶けないものが多い
    電気の不導体が多い
    静電気が発生しやすい
    二硫化炭素以外の発火点は100℃以上 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 二硫化炭素の液比重は水より重い(二硫化炭素以外のものは全て軽い) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 第4類の危険物の蒸気(比重)は、すべて1以上で空気よりも重い(空気=1) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 二硫化炭素の発火点は90℃で、100℃以下は他にない ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 動植物油のアマニ油、キリ油等は、自然発火しやすい。それ以外の第4類は、石油製品を含めて自然発火しない。 ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 無色透明(無色でも) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 無色で芳香、果実臭、刺激臭など具体的な臭い(無臭はほとんどなし) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)
  • 有機溶剤(有機溶媒)に溶ける (※ 有機溶剤=ベンゼン、アルコール類など) ⇒ こう出題されたら、答え(〇)

危険物乙4の過去問
2章 問6. 第4類に共通する特性の解説

出題パターンからわかる合格のポイント !!
1 第4類に共通する特性

1.引火性の液体
  • 1. 第4類の危険物はすべて可燃性であり、常温(20℃)でほとんどのものが液状である。
  • 2. 沸点の低い危険物は可燃性蒸気が発生しやすく、引火点も低く危険性が高い。
    ※ ジエチルエーテル 「沸点35℃」「引火点-45℃」
  • 3. 引火点の低い危険物は、引火しやすく危険である。
  • 4. 燃焼範囲の広い危険物は、危険性が大きい。
    二硫化炭素:1.0 ~ 50.0vol%
    アセトアルデヒド:4.0 ~ 60.0vol%
    ガソリン:1.4 ~ 7.6vol%(参考)
  • 5. 燃焼範囲の下限値が低い危険物は、危険性が大きい。
    二硫化炭素:1.0 ~ 50.0vol%
    ベンゼン:1.2 ~ 7.8vol%
  • 6. 危険物が霧状の場合は、空気との接触面積が大きく燃えやすくなり危険性が増大する。

2.発火点の低いものがある
1. 発火点の低い危険物は、発火しやすく危険性が大きい。
二硫化炭素 …… 90℃(第4類で発火点が一番低く、発火しやすい)

3.液比重は1より小さく、水に溶けないものが多い
1. 液比重が1より小さく、水より軽いものが多い。 ⇒ 火災時に水関係の消火器(棒状の水、棒状の強化液)を使用すると、消火できないばかりか消火液の上に燃えている危険物が浮いて火面が広がり危険性が増す。
2. 水に溶けないものが多い(非水溶性)
3. 水溶性の危険物(アルコール類等)は、水で希釈して濃度を薄くすると蒸気圧は低くなる。また、引火点は高くなり引火しにくくなる。(最近の出題傾向より)

出題パターンからわかる合格のポイント !!
1 第4類に共通する特性

4.蒸気比重は1より大きい
1. 蒸気比重はすべて1より大きい(空気より重い)蒸気はくぼみや低所に滞留し、また、低いところへ流れる。
2. このため、遠く離れた場所(特に風下側)にある火源により引火する危険性がある。

5.静電気が発生しやすい
1. 第4類の危険物は、非水溶性で電気の不良導体(絶縁体)であるものが多く、静電気が発生し蓄積(帯電)しやすい。静電気の火花により引火することがある。
2. ガソリンスタンドで給油ノズルの流速を遅くすると、静電気の発生は少なくなる

危険物乙4の過去問 よく試験にでる!危険物の概要

種類 性質 状態 性質の概要
第1類 酸化性固体 固体 そのもの自体は燃焼しないが、他の物質を強く酸化させる性質を有する固体であり、可燃物と混合したとき、熱、衝撃、摩擦によって分解し、極めて激しい燃焼を起こさせる。
第2類 可燃性固体 固体 火炎によって着火しやすい固体又は比較的低温(40℃未満)で引火しやすい固体であり、出火しやすく、かつ、燃焼が速く消火することが困難である。
第3類 自然発火性物質及び禁水性物質 液体又は固体 空気にさらされることにより自然発火し、又は水と接触して発火し若しくは可燃性ガスを発生する。
第4類 引火性液体 液体 液体であって引火性を有する。
第5類 自己反応性物質 液体又は固体 固体又は液体であって、加熱分解などにより、比較的低い温度で多量の熱を発生し、又は爆発的に反応が進行する。
第6類 酸化性液体 液体 そのもの自体は燃焼しない液体であるが、混在する他の可燃物の燃焼を促進する性質を有する。

危険物乙4の過去問
過去10年間で出題傾向が高い過去問とは?

「危険物の性質と火災予防・消火の方法」
合格には、60%以上つまり10問中6問以上の正解数が必要です。
危険物乙4の試験科目のうち、消火・性質は35問中10問を占める科目です。
消火・性質は第4類危険物全体に共通する性質を理解し、次に第4類に属する個々の危険物の性質を理解することが重要です。
この科目も法令と同様に暗記問題が多数ありますが、出題頻度が高い「特殊引火物」「ガソリン」「灯油、軽油、重油」等の問題を多数掲載しています。あせらずに1つ1つ覚えていきましょう。

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