危険物乙4 本番直前対策の問題35問 !
あなたは60%以上正解できますか ?

あなたは、この危険物乙4本番直前模擬問題を60%以上正解できますか?
お分かりのように、危険物乙4は各科目60%以上の正解で合格できます。

危険物乙4は過去の本試験問題が公表されておらず、最終的にどういった問題が解ければ合格できるのか分かりにくい特徴があります
そんな声を聞き、独自に模擬問題を作成しました。
私は資格の学校で講師をしています。そのノウハウや経験を元に作成した模擬問題35問にぜひチャレンジしてみてください !

この模擬問題を一つの指標とし、60%以上正解できるようにして下さい。
(できれば80%以上の正解がベストです)
もし、60%以上正解できない場合は、当サイトの過去問  などを使ってさらなる学習に努めて頂きたいです。

では、合格に向けて頑張りましょう !

危険物乙種第4類 おススメしたい過去問
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危険物乙4
直前対策の模擬問題35問

危険物乙4は「法令」「物理・化学」「消火・性質」の3科目に分かれています。
合格目標は、各科目60%以上の正解です。この模擬問題を一つの指標とし、本試験にチャレンジしましょう。

【直前対策問題】法令 35問中15問

※ 解説をクリックすると解答が表示されます。

問1. 消防法別表第1

法別表第1についての品名欄に掲げられているものは、次のA~Eの物質のうちいくつあるか。

  • (A):アルコール類
  • (B):黄リン
  • (C):プロパン
  • (D):塩酸
  • (E):硝酸
  • 1つ
  • 2つ
  • 3つ
  • 4つ
  • 5つ
問1. 消防法別表第1の解説
(A)のアルコール類は第4類、(B)黄リンは第3類、(C)プロパンは気体であり危険物ではない。
(D)塩酸は毒劇物であるが危険物ではなく、(E)硝酸は第6類である。ポイント !!
従って、A・B・Eが品名欄に掲げられており、正解は(3)である。

問2. 指定数量

第4類の危険物の指定数量の説明として、次のうち誤っているものはどれか。

  • 指定数量が一番少ないのは、特殊引火物である。
  • 第1石油類の水溶性と、アルコール類の指定数量は同一である。
  • 第2石油類の水溶性と、第3石油類の非水溶性の指定数量は同一である。
  • 第3石油類の水溶性と、第4石油類の指定数量は異なる。
  • 第4石油類と、動植物油の指定数量は同一である。
問2. 指定数量の解説
(5)の指定数量は、前者の第4石油類は6,000リットル、後者の動植物油は10,000リットルなので同一ではない。ポイント !!
危険物乙4 過去問 法令「問7. 指定数量の解説」 
従って、正解は(5)である。

問3. 屋外貯蔵所

屋外貯蔵所に貯蔵することができないものは、次のうちどれか。

  • 硫黄
  • 赤リン
  • 引火性固体(引火点が0℃以上のもの)
  • アルコール類
  • 第2石油類
問3. 屋外貯蔵所の解説
(2)の赤リンは、第2類の危険物であるが、屋外貯蔵所で貯蔵できる第2類は、「硫黄又は硫黄のみを含有するもの」と指定されている。
危険物乙4 過去問 法令「問57. 屋外貯蔵所の解説」 
従って、正解は(2)である。

問4. 届出について

製造所等の所有者が、市町村長等に事前に届出しなければならないものは、次のうちどれか。

  • 保安監督者を選任する。
  • 保安監督者を解任する。
  • 製造所等の引渡しを受ける。
  • 製造所等の位置、構造又は設備を変更しないで、品名、数量又は指定数量の倍数を変更する。
  • 製造所等の用途を廃止する。
問4. 届出についての解説
(4)の品名、数量又は指定数量の倍数を変更しようとする者は、10日前までに、その他の選択肢はすべて「遅滞なく」市町村長等に届出するように定められている。
危険物乙4 過去問 法令「問24. 届出手続きの解説」 
従って、正解は(4)である。

問5. 危険物取扱者免状

法令上、危険物取扱者が免状に指定されている危険物を取扱う場合、免状の携帯を義務づけられているものは次のうちどれか。

  • 製造所等で、危険物取扱者でない者の危険物の取扱い作業に立ち会っている場合。
  • 危険物を移送するために、移動タンク貯蔵所に乗車する場合。
  • 製造所等で、定期点検の実施又は立ち会いを行っている場合。
  • 危険物保安監督者に選任され、製造所等で危険物を取扱っている場合。
  • 指定数量以上の危険物を運搬する車両に乗車する場合。
問5. 危険物取扱者免状の解説
法令で、危険物取扱者が免状の携帯を義務づけられているのは、危険物を移送するため移動タンク貯蔵所に乗車する場合である。
(5)の指定数量以上の危険物を運搬する場合も、危険物取扱者の乗車が望ましいが、これはあくまで行政指導である。
従って、正解は(2)である。

問6. 保安講習

法令上、危険物の取扱作業の保安に関する講習について、次のうち正しいものはどれか。

  • 危険物取扱者は、5年に1回受講しなければならない。
  • 危険物施設保安員は、この講習を受講しなければならない。
  • 10年に一度の、免状の書換えの時に受講しなければならない。
  • 危険物の貯蔵又は取扱いの基準に違反した者は、1年以内に受講しなければならない。
  • 危険物の取扱作業に従事していない危険物取扱者は、この講習の受講義務はない。
問6. 保安講習の解説
危険物の取扱作業に従事している危険物取扱者は、都道府県知事が行う保安に関する講習を受講した日以後における最初の4月1日から3年以内に受講しなければならない。
危険物施設保安員は、危険物取扱者の資格が無くても選任できる。
(3)(4)に記載されている内容では、受講する義務はない。
従って、正解は(5)である。

問7. 危険物保安監督者

法令上、危険物保安監督者の業務等について、次のうち誤っているものはどれか。

  • 危険物施設保安員を置かない製造所等では、危険物施設保安員の業務も行うこと。
  • 製造所等の設置許可又は変更許可申請を行うこと。
  • 火災等の災害防止のため、隣接危険物施設等の関係者との連絡を保つこと。
  • 危険物取扱作業の保安に関する必要な監督業務を行うこと。
  • 火災等の災害が発生した場合は、作業者を指揮して、応急の措置を講ずるとともに、直ちに消防機関等へ連絡すること。
問7. 危険物保安監督者の解説
危険物保安監督者の業務に(1)及び(3)~(5)は該当する。
(2)の製造所等の設置許可又は変更許可申請は、設置(変更)しようとする者が申請することとなっており、危険物保安監督者の業務ではない。
従って、正解は(2)である。

問8. 定期点検

法令上、製造所等の定期点検について、次のうち誤っているものはどれか。ただし、規則で定める漏れの点検及び固定式の泡消火設備に関する点検を除く。

  • 危険物施設保安員は、危険物取扱者の立会いを受けなくても点検を実施できる。
  • 原則として、1年に1回以上実施しなければならない。
  • 乙種危険物取扱者は点検を実施できる。
  • 丙種危険物取扱者は点検を実施することができない。
  • 移動タンク貯蔵所は、貯蔵又は取扱う危険物の品名及び数量にかかわらず、定期点検を実施しなければならない。
問8. 定期点検の解説
定期点検の点検を行えるのは、危険物取扱者又は危険物施設保安員でなければならない。ただし危険物取扱者以外の者でも、危険物取扱者の立会いがあれば点検を行うことができる。
危険物取扱者とは、危険物取扱者試験に合格し免状の交付を受けたもののことを言う。免状の区分は(甲種・乙種・丙種)の3種類あり、丙種危険物取扱者でも点検は実施できる。
従って、正解は(4)である。

問9. 保安距離

法令上、製造所等は学校や病院等の建築物から一定の距離(保安距離)を保たなければならないが、その建築物と距離の組み合わせで正しいものはどれとどれか。

  • (A)高等学校 … 20メートル以上
  • (B)高圧ガス施設 … 30メートル以上
  • (C)7,000ボルトを超える35,000ボルト以下の特別高圧架空電線 … 3メートル以上
  • (D)重要文化財 … 50メートル以上
  • (E)同一敷地外にある住居 … 15メートル以上
  • (A) と (E)
  • (C) と (D)
  • (D) と (E)
  • (B) と (D)
  • (C) と (E)
問9. 保安距離の解説
保安距離の組み合わせで正しいのは、(C)と(D)である。
危険物乙4 過去問 法令「問46. 保安距離の解説」 
従って、正解は(2)である。

問10. 標識・掲示板

法令上、製造所等に設ける標識、掲示板について、次のうち誤っているものはどれか。

  • 屋外タンク貯蔵所には、危険物の類別、品名及び貯蔵・取扱最大量並びに危険物保安監督者の氏名又は職名を表示した掲示板を設けなければならない。
  • 移動タンク貯蔵所には、「危」と表示した標識を設けなければならない。
  • 第4類の危険物を貯蔵する地下タンク貯蔵所には「取扱注意」と表示した掲示板を設けなければならない。
  • 給油取扱所には、「給油中エンジン停止」と表示した掲示板を設けなければならない。
  • 第4類の危険物を貯蔵する屋内貯蔵所には「火気厳禁」と表示した掲示板を設けなければならない。
問10. 標識・掲示板の解説
(3)の、第4類の危険物に対する掲示板には、取扱注意ではなく「火気厳禁」と表示しなければならない。
従って、正解は(3)である。

問11. 消火設備

法令上、製造所等に設置する消火設備の区分として、(A)から(E)のうち正しいものはいくつあるか。

  • (A)屋内消火栓設備は、第1種の消火設備である。
  • (B)水噴霧消火設備は、第2種の消火設備である。
  • (C)消火粉末を放射する小型の消火器は、第3種の消火設備である。
  • (D)泡を放射する大型の消火器は、第4種の消火設備である。
  • (E)乾燥砂は、第5種の消火設備である。
  • 1つ
  • 2つ
  • 3つ
  • 4つ
  • 5つ
問11. 消火設備の解説
(B)の水噴霧消火設備は第3種、(D)の泡を放射する大型消火器は第4種(薬剤に関係なく大型は第4種、小型は第5種)が正解である。 従って、正解は(3)である。

問12. 貯蔵・取扱いの基準

法令上、危険物の貯蔵・取扱いの基準について、次のうち誤っているものはどれか。

  • 給油取扱所で危険物を専用タンクに注入するときは、当該タンクに接続されている固定給油設備の使用を中止しなければならない。
  • 指定数量未満の危険物の貯蔵・取扱いの基準は、市町村条例で定められている。
  • 移動タンク貯蔵所には、完成検査済証を備えなければならない。
  • 製造所等においては、危険物のくず、かす等は1週間に1回以上当該危険物の性質に応じて、安全な場所及び安全な方法で廃棄等を行わなければならない。
  • 屋外貯蔵タンクの周囲に防油堤が設けられている場合、当該防油堤の水抜口は通常閉鎖しておき、内部に滞油し、又は帯水したときは遅滞なく排出しなければならない。
問12. 貯蔵・取扱いの基準の解説
(4)の危険物のくず・かす等は、1週間に1回ではなく、1日に1回以上廃棄等を行う。
従って、正解は(4)である。

問13. 給油取扱所

法令上、給油取扱所における、危険物の取扱いの基準について、次のうち誤っているものはどれか。

  • 自動車等に給油するときは、固定給油設備を使用して直接給油しなければならない。
  • 固定給油設備の周囲で規則で定められた部分においては、ほかの自動車等が駐車してはならない。
  • 専用タンクに危険物を注入中に、当該タンクに接続する固定給油設備を使用して自動車等に給油する場合、給油速度を遅くしなければならない。
  • 自動車等の一部又は全部が、給油空地から、はみ出したままで給油してはならない。
  • 自動車等の洗浄を行う場合は、引火点を有する液体の洗剤を使用してはならない。
問13. 給油取扱所の解説
給油取扱所の専用タンクに、移動タンク貯蔵所から危険物を注入するときは、タンクに接続する固定給油設備の使用を中止し、自動車等への給油は行ってはいけない
従って、正解は(3)である。

問14. 運搬の基準

危険物を運搬するとき、日光の直射をさけるため遮光性の被覆で覆わなければいけない危険物は、次のうちどれか。

  • ガソリン
  • 硫黄
  • トルエン
  • マグネシウム
  • 過酸化水素
問14. 運搬の基準の解説
ガソリン及びトルエンは第4類の第1石油類だが、第4類で遮光性の被覆が必要なのは特殊引火物のみ。硫黄及びマグネシウムは第2類で必要なし。
危険物乙4 過去問 法令「問78. 運搬の基準の解説」 
過酸化水素は第6類で必要。従って、正解は(5)である。

問15. 使用停止命令

法令上、製造所等の所有者が、市町村長等から使用停止命令を命ぜられる事由に該当しないものはどれか。

  • 危険物取扱者の免状返納の命令に従わなかったとき。
  • 製造所等を、仮使用の承認を受けないで使用したとき。
  • 変更許可を受けないで、製造所等の位置、構造又は設備を変更したとき。
  • 定期点検の実施・記録の作成・保存がされてないとき。
  • 危険物保安統括管理者の解任命令に違反したとき。
問15. 使用停止命令の解説
(1)の危険物取扱者の返納命令に従わなかったときは、命令事項には該当しない。
危険物乙4 過去問 法令「問86. 措置命令の解説」 
従って、正解は(1)である。

【直前対策問題】物理・化学 35問中10問

問16. 静電気

静電気に関する説明として、次のうち誤っているものはどれか。

  • 物体に静電気が蓄積すると発熱し、その物質は蒸発しやすくなる。
  • 一般に物質の摩擦等によって発生する。
  • 蓄積すると、放電火花を生じる。
  • 電気量をQとして、電圧をVとすると放電エネルギーE(J)は、E=1/2QVで与えられる。
  • 湿度が低いほど、蓄積されやすい。
問16. 静電気の解説
物体に静電気が蓄積すると、放電火花を生じることはあるが、発熱することはなく、又その物質が蒸発しやすくなることもない。
従って、正解は(1)である。

問17. 物理変化及び化学変化

物理変化及び化学変化に関する説明として、次のうち誤っているものはどれか。

  • アルコールを燃やしたら、二酸化炭素と水ができた。 … 化学変化
  • ガソリンの流動によって、静電気が発生した。 … 物理変化
  • ドライアイスが常温常圧で二酸化炭素になった。 … 化学変化
  • 鉄が錆びて赤さびができた。 … 化学変化
  • 原油を分留してガソリンを作った。 … 物理変化
問17. 物理変化及び化学変化の解説
ドライアイスは二酸化炭素の固体であり、常温常圧では固体から液体の状態を経ないで直接気体(昇華という)になる。この変化は単に状態や形が変化するだけなので、化学変化ではなく、物理変化である。
従って、正解は(3)である。

問18. 酸化反応

酸化反応について、次のうち誤っているものはどれか。

  • 硫黄が空気中で燃える。
  • 鉄が空気中で錆びる。
  • 黄りんを一定条件で加熱すると赤りんになる。
  • 一酸化炭素が酸素と化合して二酸化炭素になる。
  • 炭素と酸素が化合して一酸化炭素になる。
問18. 酸化反応の解説
黄りんを窒素中で加熱すると赤りんが生成される。黄りんと赤りんは同素体であり、形状、性質は異なるが、同じ元素からできており、酸化反応ではない。
なお、黄りんは第3類の危険物(指定数量20kg)であり、赤りんは第2類の危険物(指定数量100kg)である。
従って、正解は(3)である。

問19. 鉄の腐食

鋼製の配管を埋設した場合、次のうち最も腐食しにくいものはどれか。

  • 地下水に浸かっている部分と、そうでない部分がある。
  • アースを取るために土中に打ちつけた杭を接触させた。
  • 埋設する際に、工具を落下し配管を傷つけた。
  • 直流電流鉄道の軌条(レール)に近接した土壌に埋設されている。
  • 完全にコンクリートの中に埋設する。
問19. 鉄の腐食の解説
腐食は、金属と周囲の土壌等との境界面での電気化学的作用によって起こる現象である。腐食の影響を受けやすい状況としては、湿気の多い場所、酸性の強い土中、土壌環境の異なる場所、異種金属の接合、施工時における配管等への傷、直流電気鉄道の近接場所、中性化が進んだコンクリート内(通常は強アルカリ性環境にあるため、腐食が進行しない)等が考えられ、腐食を防止するためには、様々な方法がある。
危険物乙4 過去問 物理・化学「問36. 金属の性質の解説」 
従って、正解は(5)である。

問20. 有機化合物

有機化合物の一般的記述として、誤っているものはどれか。

  • 燃焼すると二酸化炭素と水を発生する。
  • 共有結合で結びついた構造で、水に溶けないものが多い。
  • 成分元素は炭素以外に、水素、酸素、窒素、硫黄、リン等である。
  • フェノール類は、ベンゼンの水素原子をカルボキシル基(カルボキシ基)で置換してできる化合物である。
  • 炭素原子が多数結合したものは鎖状構造の他にシクロヘキサンやベンゼンのような環状構造をつくる。
問20. 有機化合物の解説
フェノール類は、ベンゼン環に結合する水素原子がヒドロキシル基で置換してできる化合物である。特有な科学的性質をもつ基のことを官能基という。この官能基の中には、ヒドロキシル基、カルボキシル基、カルボニル基等似たような名称があるので、注意を要する。
危険物乙4 過去問 物理・化学「問38. 有機化合物の解説」 
従って、正解は(4)である。

問21. 燃焼

物質の燃焼で、表面燃焼に該当するものはどれか。

  • コークスを加熱すると、赤熱しながら燃焼する。
  • プラスチックを加熱すると、表面がとけて可燃性ガスを発生する。
  • ニトロセルロースの分子内の酸素が燃焼に使われる。
  • エタノールが蒸気を発生しながら燃焼する。
  • ガソリンの液体が、液表面で燃焼する。
問21. 燃焼の解説
表面燃焼とは、可燃性固体がその表面で熱分解も起こさず、また、蒸発もしないで高温を保ちながら酸素と反応して燃焼する場合で、木炭とかコークスなどの燃焼が該当する。
なお、この他固体の燃焼には、分解燃焼、蒸発燃焼がある。また、液体の燃焼は蒸発燃焼という。
危険物乙4 過去問 物理・化学「問44. 燃焼の仕方の解説」 
従って、正解は(1)である。

問22. 引火点・発火点・燃焼範囲

ある危険物の引火点・発火点・燃焼範囲を計測したら次の通りだった。

  • 引火点:-40℃
  • 発火点:300℃
  • 燃焼範囲:1.4~7.6vol%
  • 次の条件のみで、燃焼を起こさないものはどれか。
  • 蒸気5㍑、空気95㍑の混合気体に点火した。
  • 液温0℃のときに炎を近づけた。
  • 400℃高温体に接触させた。
  • 100℃まで加熱した。
  • 蒸気を8㍑含む空気200㍑に点火した。
問22. 引火点・発火点・燃焼範囲の解説
危険物が燃焼を起こす場合の引火点・発火点・燃焼範囲の内容をよく理解しておく必要がある。具体的な数値が出てきた場合には、その数値が何を意味するのか考えれば、比較的解きやすい問題である。
設問の中で、発火点300℃という条件なので、(4)は100℃まで加熱しても燃焼を起こすことはない。その他の(1)、(2)、(3)、(5)の条件では、いずれも燃焼を起こす。
危険物乙4 過去問 物理・化学「問42. 燃焼」 
従って、正解は(4)である。
燃焼はとても重要な項目です。多くの過去問を解き、問題に慣れておいて下さい。

問23. 消火薬剤

火災とそれに適応した消火器の組み合わせとして、次のうち誤っているものはどれか。

  • 木材・紙類の火災 … 強化液消火器
  • 調理中の油の火災 … 粉末(リン酸塩類)消火器
  • 電気設備の火災 … 泡消火器
  • 石油類の火災 … 二酸化炭素消火器
  • 電気設備の火災 … ハロゲン化物消火器
問23. 消火薬剤の解説
強化液、粉末、泡、二酸化炭素、ハロゲン化物等の各種消火設備の特性と火災に対する消火適応を把握しておく必要がある。
泡消火器は、泡消火薬剤を水溶液として本体容器に充填されており、水系の消火設備となるので、電気設備の火災には適応しない。
危険物乙4 過去問 物理・化学「問62. 消火薬剤の解説」 
従って、正解は(3)である。

問24. 燃焼

次のA~Eのうち、燃焼が起こるのに必要な要素を満たしているものはいくつあるか。

  • (A)水 … 酸素 … 直射日光
  • (B)亜鉛粉 … 水素 … 湿気
  • (C)二硫化炭素 … 空気 … 電気火花
  • (D)二酸化炭素 … 酸素 … 磁気
  • (E)硫化水素 … 窒素 … 放射線
  • 1つ
  • 2つ
  • 3つ
  • 4つ
  • 5つ
問24. 燃焼の解説
※ 酸素供給源に酸素と空気のある項が、必ず答えになります。
危険物乙4 過去問 物理・化学「問40. 燃焼の三要素の解説」 
(C)が必要な要素を満たしています。従って、正解は(1)である。

問25. 燃焼範囲

次の下限値、上限値を有する可燃物の燃焼範囲(爆発範囲)の説明で、正しいものはどれか。
燃焼下限値 … 2vol%
燃焼上限値 … 8vol%

  • 可燃性蒸気100㍑に酸素2~8㍑混合されたものは、炎を近づけると燃焼する。
  • 空気100㍑に蒸気2~8㍑混合したものは、炎を近づけると燃焼する。
  • 空気と可燃性蒸気の混合気体100㍑の中に可燃性蒸気が2~8㍑混合されたものは、炎を近づけると燃焼する。
  • 可燃性蒸気100㍑に空気2~8㍑混合されたものは、炎を近づけると燃焼する。
  • 空気と可燃性蒸気の混合気体100㍑の中に可燃性蒸気が2~8㍑混合されたものは、自然発火する。
問25. 燃焼範囲の解説
燃焼範囲の計算式を使って計算します。(燃焼範囲は空気量と可燃性蒸気量との比である。)
燃焼範囲の計算式 = 蒸気 ÷ (蒸気+空気)× 100
実際に計算をすると …
(2)の計算式 (蒸気量 8 の場合) = 8 ÷(100+8)× 100 = 7.4vol%
(2)の計算式 (蒸気量 2 の場合) = 2 ÷(100+2)× 100 = 1.96vol%
(3)の計算式 (蒸気量 8 の場合) = 8 ÷ 100 × 100 = 8vol%
(3)の計算式 (蒸気量 2 の場合) = 2 ÷ 100× 100 = 2vol%
(4)の計算式 (蒸気量 8 の場合) = 100 ÷(100+8)× 100 = 92.6vol%
(4)の計算式 (蒸気量 2 の場合) = 100 ÷(100+2)× 100 = 98vol%
では、一つ一つの設問を見ていきましょう。
(1)燃焼範囲は空気量と可燃性蒸気量との比であり、この場合は酸素量なので誤っている。
(2)燃焼範囲の計算式を使って計算すると、1.96~7.4vol%となり、1.96%は2%より薄いので、炎を近づけても燃焼しない。
(3)燃焼範囲を計算すると2~8vol%となり、炎を近づけると燃焼する。
(4)燃焼範囲を計算すると98.0~92.6vol%となり、濃すぎて燃焼しない。
(5)自然発火とは関連がないので、誤りである。 従って、正解は(3)である。

【直前対策問題】消火・性質 35問中10問

問26. 類ごとの性質

危険物の類ごとに共通する性状として、次のうち正しいものはどれか。

  • 第1類の危険物は、可燃性であり加熱すると爆発的に燃焼する。
  • 第2類の危険物は、着火又は引火の危険性がある固体である。
  • 第3類の危険物は、二酸化炭素と接触すると分解発熱して発火する。
  • 第5類の危険物は、窒素及び酸素含有物質であり、強還元性である。
  • 第6類の危険物は、強酸性であり、ガラスやプラスチックを容易に腐食する。
問26. 類ごとの性質の解説
第1類の危険物は、そのもの自体は燃焼しない。第2類の危険物は、着火、引火しやすい固体である。第3類の危険物は、空気、水と接触すると発火する。第5類の危険物は、自己反応性物質であり、酸化性のものもある。第6類の危険物は、ガラスやプラスチックは腐食させないが、金属を腐食させるものがある。
危険物乙4 過去問 消火・性質「問1. 類ごとの性質の解説」 
従って、正解は(2)である。

問27. 第4類の共通する性質

第4類の危険物の一般的な性状で、次のうち誤っているものはどれか。

  • 電気の不良導体であるものが多く、静電気が蓄積されやすい。
  • 引火点の低いものほど、危険性が大きい。
  • 液体の比重は1より小さいものが多い。
  • 引火性の液体と、自然発火性の固体がある。
  • 常温(20℃)では殆どのものが液状である。
問27. 第4類の共通する性質の解説
第4類の危険物は、いずれも引火性の液体であり、自然発火性の固体はない。
従って、正解は(4)である。

問28. 共通する火災予防の方法

ガソリンの貯蔵タンクを修理又は清掃する場合の火災予防上の注意事項として、次のうち誤っているものはどれか。

  • 洗浄のために水蒸気をタンク内に噴出させる時は、静電気の発生を防止するため、高圧で短時間に行う。
  • 残油等をタンクから抜き取る時は、静電気の蓄積を防止するため、容器等を接地する。
  • タンク内に残っている可燃性蒸気を排出する。
  • 火花の発生しない工具を使用する。
  • タンク内のガスを置換する場合には、窒素等の不活性ガスを使用する。
問28. 共通する火災予防の方法の解説
タンク内を洗浄するときは、タンク内に可燃性蒸気があることから、静電気の発生を防止するため高圧では行わない。
従って、正解は(1)である。

問29. 共通する消火方法

第4類の危険物の火災における、消火剤の効果等について、次のうち誤っているものはどれか。

  • ガソリンの火災に泡消火剤を放射する。
  • 軽油の火災に棒状の水を放射する。
  • ギヤー油の火災に霧状の強化液を放射する。
  • ベンゼンの火災に二酸化炭素消火剤を放射する。
  • アルコール類の火災に水溶性液体用泡消火薬剤(耐アルコール泡)を放射する。
問29. 共通する消火方法の解説
第4類の危険物の火災における消火剤の効果について、霧状の強化液を放射する消火器は効果があるが、水状の強化液、霧状及び棒状の水を放射する消火器はいずれも消火効果が少なく、消火設備としては適応しない。
従って、正解は(2)である。

問30. 特殊引火物

アセトアルデヒドの性状として、次のうち誤っているものはどれか。

  • 無色透明の液体である。
  • 空気と接触し加圧すると、爆発性の過酸化物をつくることがある。
  • 熱、光に比較的安定で、直射日光でも分解しない。
  • 油脂等をよく溶かす。
  • 水、アルコールによく溶ける。
問30. 特殊引火物の解説
アセトアルデヒドの性状は、無色透明な液体で、水、アルコールによく溶け、油脂等もよく溶かす。また、空気と接触し加圧すると、爆発性の過酸化物を生成するおそれがある。熱又は光で分解すると、メタンと一酸化炭素になる。
危険物乙4 過去問 消火・性質「問17. 特殊引火物の解説」 
従って、正解は(3)である。

問31. 自動車ガソリン

自動車ガソリンの一般的性状として、次のA~Eのうち誤っているものの組み合わせはどれか。

  • (A)揮発性が高く、蒸気は空気より重い。
  • (B)燃えやすく、沸点まで加熱すると発火する。
  • (C)電気の不導体で静電気が発生しやすい。
  • (D)燃焼範囲の上限値は、10vol%を超える。
  • (E)引火点が低く、冬の屋外でも引火する危険性がある。
  • A D
  • C E
  • B C
  • D E
  • B D
問31. 自動車ガソリンの解説
設問の(A)、(C)、(E)はガソリンの一般的性状として正しい。(B)は発火点まで加熱すると発火するのが正しく、(D)は燃焼範囲の上限値は7.6vol%が正しい。
危険物乙4 過去問 消火・性質「問22. 第1石油類の解説」 
(B)と(D)が誤りになるので、従って、正解は(5)である。

問32. アルコール類

メタノールとエタノールの性状として、次のうち誤っているものはどれか。

  • 飽和一価アルコールである。
  • 沸点は、100℃未満である。
  • 引火点は常温(20℃)より高い。
  • 燃焼時の炎の色は淡いため、認識しにくいことがある。
  • 蒸気は空気より重い。
問32. アルコール類の解説
メタノールとエタノールはいずれも飽和一価のアルコールであり、沸点は100℃未満である。蒸気比重は空気より大きく、燃焼時の炎の色が淡いため、認識しにくい。引火点は、メタノールが11℃、エタノールは13℃で、常温(20℃)より低い。
従って、正解は(3)である。

問33. 第2石油類

灯油、軽油に共通する性質について、次のうち正しいものはいくつあるか。

  • (A)蒸気比重は1より小さい。
  • (B)ともに電気の不導体であり、流動により静電気が発生しやすい。
  • (C)ともに常温(20℃)で引火する。
  • (D)液体は水より重い。
  • (E)発火点は100℃以下である。
  • 1つ
  • 2つ
  • 3つ
  • 4つ
  • 5つ
問33. 第2石油類の解説
灯油、軽油に共通する性質として、蒸気比重はいずれも4.5で、引火点は灯油40℃以上、軽油45℃以上である。また、液体の比重は灯油0.8程度、軽油0.85程度であり、発火点は灯油220℃、軽油220℃であるので、(A)、(C)、(D)、(E)は誤りである。(B)は灯油、軽油ともに電気の不導体であり、流動により静電気が発生しやすいので、(B)のみ正しい。
従って、正解は(1)である。

問34. 危険性比較

引火点が低いものから高いものの順になっているものは、次のうちどれか。

  • 重油 ⇒ ギヤー油 ⇒ 軽油
  • ジエチルエーテル ⇒ キシレン ⇒ 重油
  • ギヤー油 ⇒ 灯油 ⇒ 二硫化炭素
  • 軽油 ⇒ ガソリン ⇒ トルエン
  • シリンダー油 ⇒ エタノール ⇒ 灯油
問34. 危険性比較の解説
第4類の危険物の引火点の低いものの品名順は、一般的に、特殊引火物 ⇒ 第1石油類 ⇒ アルコール類 ⇒ 第2石油類 ⇒ 第3石油類 ⇒ 第4石油類 ⇒ 動植物油類となっている。
危険物乙4 過去問 消火・性質「問42. 危険性比較の解説」 
従って、正解は(2)である。

問35. 事故事例とその対策について

移動タンク貯蔵所から給油取扱所の地下専用タンクに危険物を注入する場合の安全対策として、次のうち適切でないものはどれか。

  • 移動タンク貯蔵所に設置してある接地導線を、給油取扱所の専用タンクに設置してある接地端子に取り付ける。
  • 消火器を、注入口そばの風上となる場所に設置する。
  • 注入中は緊急事態に備えて、移動タンク貯蔵所付近から離れないようにする。
  • 地下専用タンクの残油量を計量口から確認し、注入が終わるまでふたを開けておく。
  • 給油取扱所の責任者と、注入する危険物の品名、数量等を確認してから作業を開始する。
問35. 事故事例とその対策についての解説
危険物を注入する場合には、受入れ側、荷卸し側双方立会いのもとで、油種、残油量、荷卸量を確認し、接地導線を接地端子(アース)に取り付け、注入中は移動タンク貯蔵所付近から離れないようにする。緊急事態に備えて、消火器を注入口そばの風上に用意しておく。なお、地下貯蔵タンクの計量口は、計量するとき以外はふたを閉めておく。
危険物乙4 過去問 消火・性質「問46. 事故事例とその対策の解説」 
従って、正解は(4)である。
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