【実体験】ビル設備管理が楽なんて幻想?
ビル設備管理の仕事内容とは?

危険物乙4ラボ部

あなたはビル設備管理とはどんな仕事か知っていますか?
多くの人が、「なにそれ?ビル設備管理って?」みたいな反応になるかと思います。私もその一人でしたが、実際は仕事の範囲が広く、実に奥が深い仕事なのです。

ビル設備管理を一言で言うなら、ビルや建物(オフィスビル・商業施設・病院など)の裏方さんです。
多くの人が利用するビルや建物、施設を安全・快適に過ごせるように日々設備をメンテナンスします。

このページでは、ビル設備管理の仕事内容、年収、どんな会社に就職・転職すればいいのかを解説します。

現在、ビル設備管理系の職業訓練校に通っている方、異業種に勤めている方はもちろん、就職・転職を考えている方も是非ご覧下さい。
実体験をもとに記事を書いていますので、参考になる部分もあると思います。

ビル設備管理は楽って本当?
どんな仕事内容なのかを解説します。

ここからは、具体的にビル設備管理の仕事内容を解説します。
是非読み進めてみてください。

【実体験】ビル設備管理の仕事内容とは?

まず、私が入社してすぐのある日、ベテラン管理責任者の言葉 …

「 我々ビル設備員の仕事がないということは、トラブルなく快適な施設運営ができている証拠です。ビル設備員が忙しくしているのは、何らかのトラブルがあったことであり、日々の点検(日常点検・月例点検)やメンテナンスで未然に防げなかった証拠であるのです。何もトラブルがないことが、我々の仕事の成果です。確実に点検は行いましょう。 」 管理責任者の言葉

この言葉を会議中に聞いた私は、確かにその通りだと思いました。
しかし、その反面、広範囲に渡る全ての設備を確実に点検する大変さも感じたのをよく覚えています。

では、そんな広範囲に渡るビル設備管理の仕事内容をご紹介します。

※ ビル設備管理の仕事内容 ポイント !!
  • 電気・空調・衛生設備の運転・監視
  • 電気・空調・衛生設備の日常点検
  • 電気・空調・衛生設備の緊急点検
  • 電気・水道のメータ検針
  • 故障や不具合のある設備の更新・改善(補修依頼書の作成・業者手配)
  • テナントのクレーム対応
  • 管球交換

などが日々の主な仕事内容になります。

前述しましたが、ビル管理を一言で言うなら、ビルや建物(オフィスビル・商業施設・病院など)の裏方さんです。
建物の「何でも屋さん」とでも言うのでしょうか。
とにかくビルや建物に故障や不具合がないのか毎日点検します。故障や不具合があった場合は、緊急に一次対応し、業者を手配して補修してもらいます。その時の立ち会いも行います。

例えば …
配管からの水漏れを点検中に見つけたら、まず漏れの箇所をシートで養生します。そして、床に水が垂れないようにし、バケツか何かで受けます。よく大雨の時に駅構内で見かけるのと同じです。
これが、一次対応になります。
そして、業者を手配し、漏水箇所を補修します。この時に私の働いていた現場では、漏水現場を写真に撮り、Excelに貼り付け、報告書として提出します。
※ よくビル管理の求人情報を見ると、必須条件に「パソコンの基本操作ができる人」記載されているのをよく見かけます。このような現場は報告書作成時にオフィス製品を使用している可能性が高いです。ポイント !!
また漏水の場合には、どこから漏れているのか原因を調査するのもビル設備員の仕事です。(場合によっては、図面などを見て配管を調べます)
その他にも、テナントからの空調の暑い・寒い、トイレの詰まり、扉の故障、振動調査対応など、業務は結構多岐に渡ります。

ビル管理って結構大変な仕事なのです(笑)

ビル設備管理は楽ではないのか?

ビル管理は楽なのか?そうでないのかは、一言で言うと「現場」によります。

一般的に商業施設や病院は忙しいイメージですが、私の知り合いは商業施設に勤めていますが、日常点検以外は何もすることがないと言っていました。ビル管理の王道、管球交換もLED化した為にないそうです …。

逆にオフィスビルや事務所ビルなどは、比較的暇で楽なイメージですが、私が働いていたオフィスビルは結構忙しかったです。
クレーム対応や漏水、事務的な報告書作成などなど、決して暇ではなかったです。

そのビルに昔からいるベテラン設備員(60代)が言ってました。ベテラン設備員の言葉
「 昔のビル管理は、仕事がない中高年の最後の転職先だった。でも近年パソコンの普及や設備のハイテク化などで業務自体が増えたんだ。あと資格(例の資格4点セット)  は必ず取得するように本社からは言われる。業界自体が若年化し、業務自体も増えたから歳をとった中高年はみんな辞めていくんだ。若い奴らでも、イメージと違うから辞めていくのも多いしね。 」

私が思うに、お客様(オーナー)から求められるスキルが昔より高くなったということ。お客様からしたら業者に高いお金を払って補修してもらうより、設備員が補修できるものはしてもらったほうが経費はかなり浮きます。
また、近年のパソコンの普及で最低限のパソコンスキルは求められるし(報告書の作成など)、コミュニケーションスキルだって求められます。私も就職して間もない頃は少し驚きましたが、各テナントやオーナー、業者などと折衝する機会はかなり多く感じました。
ビル管理は「サービス業」だと上司によく言われたのを覚えています(笑)。

もし、ビル管理に就職・転職を考えている方には、偉そうですが忠告をしておきます。
ビル管理って
「座ってモニターで監視してればいい」
「体力的にも楽なんでしょ」
「こんな仕事誰でもできるよ」みたいな考え方で就職や転職をすると痛い目に合うし、イメージとのギャップですぐ辞めたくなるかもしれないです。ポイント !!
もちろん暇で楽な現場は多くありますが、どんな現場に配属されるかは運ですし、求められるスキルは昔より高くなっているのは間違いないです。

まとめ

私はビル管理の仕事って、暇ではないですが、楽だと思います。私の感想
残業はほとんどないし、納期やノルマなどは一切なし。トラブルがないときは監視室でインターネットやり放題。退社時間が早いので、自由な時間は沢山あるし。お金はあまり稼げないですけどね…(笑)
「楽」だと思う定義は人それぞれ違うので難しいですけど、基本的には楽な仕事だと私は思います。

最後に、もう一回言わせて下さい。ビル管理は「現場」が全てです。天国か地獄かは「現場」によります。

次は、気になる年収とビル管理なら知っておきたい「系列系と独立系」のお話をしたいと思います。

ビル設備管理の年収は低いの?
どんな会社があるの?

ここからは、具体的にビル管理の年収、どんな会社に就職・転職すればいいのか解説します。
ビル管理なら知っておきたい「系列系と独立系」のお話もします。
是非読み進めてみてください。

【実体験】ビル設備管理の年収は?

ハッキリ言いますが、ビル管理の年収は「平均300万円弱」とかなり安いです !!

とあるサイトでは2014年~2015年ビル管理の平均年収は「287万円」、月収は「18万円~25万円」だそうです。私もいろいろ調査しましたが、一般的なビル管理員で「平均300万円弱~350万円」ではないでしょうか。ちなみに私の平均年収は380万円弱でした。先輩社員は410万円ほどだったみたいです。

転職サイトDODA(年齢別平均年収)によれば
30代男性の平均年収は「488万円」
40代男性の平均年収は「616万円」だそうです。結構高くてびっくりしました(笑)。
このように年齢別平均年収とビル管理の年収を比べるとかなりの差があるのは事実です。

しかし年収を上げるために、何も手立てがない訳ではありません。
ビル管理には、さまざまな手当てが存在することをご存じでしょうか。ここ重要

※ ビル管理の主な手当は次の通りです。 ポイント !!
  • 資格手当
  • 残業手当
  • 宿直手当
  • 深夜手当
  • 年末年始手当
  • 選任手当

などがあります。※これは、あくまで私の知っている手当です。

この手当をいかに多く貰うかで、年収の額はかなり変わってきます。宿直手当は1回で2,000円~4,000円が相場で、宿直回数を増やせばより多く手当が貰えます。
また、この中で自分の努力のみで貰える額を増やせるのは「資格手当」です。基本給は安くても、コツコツと努力し沢山資格を取得すれば結構まとまった金額が貰えます。

とにかくビル管理は、「実務経験(技術)」と「資格」が物をいう世界です。この2点があれば、何らかの選任になり年収も増えます。あなたのやる気次第で、現状は大きく変えることができます。ここ重要

次に、ビル管理なら知っておきたい「系列系と独立系」のお話をしたいと思います。

ビル管理会社の系列系と独立系は何が違うの?

インターネットでビル管理を調べていると、「系列系のビル管理」「独立系のビル管理」などという言葉を目にしませんか?もしあなたが就職・転職を考えているなら、必ず知っておいたほうがいいキーワードです。給料や福利厚生、賞与の額などが大きく違うので、年収にかなりの差がでます。ここ重要

系列系ビル管理会社とはどんな会社?

系列系ビル管理会社は、大手企業の子会社・グループ会社のビル設備管理会社です。
銀行や保険、通信、百貨店などなど、日本有数の企業の自社ビルを管理する為に出来た会社が「系列系ビル管理会社」です。

では、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
大手企業の子会社ということで、給与や福利厚生、賞与の額は独立系よりも高待遇になっています。その反面、業務は多岐に渡り、会議や打ち合わせも多いです。もちろん事務系の細かな作業もあります。

独立系ビル管理会社とはどんな会社?

独立系ビル管理会社は、系列系とは逆に親会社などがなく、独立した設備管理会社です。
主に入札や営業で管理物件を取ってくるので、公共の施設や官公庁・自治体などが多いです。

では、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
まずは仕事が楽です。もちろん現場にもよりますが、ビル管理の最大のメリットである、暇で楽な傾向にあります。暇な時間に資格の勉強をしている人も多いです。その反面、デメリットはやはり給料が安いことでしょうか。賞与や退職金もない会社が多く、もし面接する際はしっかり確認したほうがいいかと思います。

まとめ

系列系と独立系問わず、ビル管理の年収は低い傾向にあるので、多くの方が給与や福利厚生、賞与の額が安定している大手企業の系列系ビル管理会社に就職・転職する傾向にあります。しかし、給料や賞与が高いということは、その分技術や能力も高いものを求められますし、コミュニケーションスキルや折衝スキルも当然求められることを忘れてはいけません。

これからビル管理会社に就職・転職を目指している方には、自分にとってより良い会社で働けることを願っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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