ビルメン会社の90%以上が必要としている資格
「ビルメン4点セット」

危険物乙4ラボ部

あなたが資格を取得する目的はなんですか?

「就職や転職のため」「スキルアップのため」または「業務で必要なため」など人それぞれ取得する目的は違います。
しかし、目的は違くても、資格を取得することはとても前向きな行動だと私は思います。

ビルメンテナンスの世界では、必要資格として、「資格4点セット」と歓迎・優遇資格として、「上位資格3点セット」が存在します。

会社によっては、資格4点セットのうち、2つは必須資格としている会社もあるほど重要な資格となっています。
では、それは一体どんな資格なのか?

このページでは、ビルメンテナンス会社の約90%以上が必要としている「資格4点セット」について必要な知識を全て解説します。

ここで解説している資格を取得すれば、就職や転職に有利になるとともに、自身のスキルアップ・昇給にも必ず繋がります。

現在、就転職を考えている方で、どんな資格を取得すれば有利になるのか知りたい方はもちろん、スキルアップのためにどの資格を取得すればいいのか悩んでいる方も是非ご覧ください。きっとお役に立てると思います。

※ 上位資格3点セットとは? ポイント !!
  • 1. 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)
  • 2. 第3種電気主任技術者(電験3種)
  • 3. エネルギー管理士

この3つの資格を指します。この中で、どれか1つでも取得していれば、企業からの評価は抜群です。近年、特にエネルギー管理士の需要は非常に高いです。

ビルメン資格4点セットの重要度と難易度は?
第2種電気工事士・危険物取扱者乙種第4類
第3種冷凍機械責任者・ボイラー2級技士

ここからは、それぞれの資格について具体的に解説していきます。
なぜ資格が必要なのか。資格の重要度や難易度は?是非読み進めてみてください。

そもそもビルメンに資格は必要なのか?

なぜビルメンテナンス会社の多くは資格保有者を必要としているのか。
それは、資格が無ければ行ってはいけない業務があるからです。

もう少し詳しく説明すると …
例えば、ビルメンの業務によくある
「コンセント、スイッチの交換」や「蛍光灯などの照明器具に使われている安定器の交換」は電気工事士の免許がなければ行ってはいけないと法律で定められています。

それほど難しい作業ではないですが、無資格者が作業を行い、万が一、感電事故や火災などが発生すると懲役や罰金もあるのです。なので、多くの会社は資格保有者を必要としているのです。

※ 覚えておくと役立つ知識 ポイント !!

電気工事は感電事故や転落事故、漏電火災など様々な事故の危険性がある仕事です。
その事故を防ぐために下記のような法律があります。

電気工事士法 第1条
「この法律は、電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定め、もつて電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与することを目的とする。」

また、多くのビル設備管理の現場には非常用の発電機があり、危険物の重油などの燃料を取り扱っています。そのため、危険物を正しく取り扱える知識を有する資格者が必要です。

その資格が、資格4点セットの中で登竜門的な資格、危険物取扱者乙種第4類、通称「乙4」です。乙4は、ビルメン資格4点セットの中でも一番保有率が高い資格だと思います。

※ 非常用発電機とは? ポイント !!

電力会社からの電源供給が途絶えた場合(停電時など)に電気設備の機能を維持するための「保安用電源」や「業務用電源」です。

商用電源が遮断されても、一定時間は非常用照明などが動作するように計画されています。

このように、資格保有者でなければ業務が行えないことが多々あり、ビルメンテナンス会社の多くは資格保有者を必要としているのです。

次に、ビルメン資格4点セットについて解説します。

ビルメン資格4点セットと重要度

※ ビルメン資格4点セット ポイント !!
  • 1. 第2種電気工事士(2種電工)
  • 2. 危険物取扱者乙種第4類(危険物乙4)
  • 3. 第3種冷凍機械責任者(3冷)
  • 4. 2級ボイラー技士(2級ボイラー)

上記、4つの資格のことを指しています。ビルメンテナンスの世界では基本的な知識を有する証明になる資格です。

この資格の中でも特に重要なのは、第2種電気工事士と危険物取扱者乙種第4類です。前述でも書いたように、この資格が無ければ行ってはいけない業務が多々あるからです。

それに比べ、第3種冷凍機械責任者と2級ボイラー技士の重要度は、若干低いです。その理由は、冷凍機とボイラーを使用する現場が減ってきているので資格の需要は低下しているからです。今後もその傾向は続くと思います。
しかし、基礎的な知識としてもちろんあったほうがいいので、推奨している会社は多いです。

※ 冷凍機とは? ポイント !!

冷凍機は、ものを冷やす機械で、空調で使う場合、空気や水の温度を下げる役割を果たします。

暑い夏、庭に水をまくと涼しくなるように、液体が気体に変わるときまわりの熱を奪う性質があります。冷凍機では、この水に相当するものを「冷媒」といって、蒸発器の中で冷媒が蒸発して冷たい空気をつくり、冷凍庫を冷やしています。

※ ボイラーとは? ポイント !!

ボイラーとは、燃料を燃やして水蒸気や温水をつくる熱交換装置をもった熱源機器のこと。

動力源だけでなく、暖房や給湯などにも使われます。

次に、それぞれの資格の特徴と難易度を解説します。

第2種電気工事士の特徴と難易度

第2種電気工事士は、ビルメン業務によくある
「コンセント、スイッチの交換」や「蛍光灯などの照明器具に使われている安定器の交換」に必要不可欠な資格です。
求人サイトを見ても、必須資格としている会社は多いです。それだけ需要がある資格です。では、直近の合格率を見てみましょう。

第2種電気工事士の合格率

第2種電気工事士は「筆記試験」と「実技試験」に分かれています。
筆記試験(問題数は50問)は過去問を中心に勉強すれば十分合格できます。(過去問の問題がそのまま本試験に出題されることもあります)

問題は実技試験です。これが合否の鍵を握ります。
単線図から複線図にし、ミスなく提出物を組み立てる正確さとスピードが求められます。(試験時間は40分)
これは去年の問題を参考に、とにかく慣れるまで練習することが合格への一番の近道です。

年度 筆記試験
合格率
技能試験
合格率
平成24年 58.2% 70.6%
平成25年 62.4% 76.0%
平成26年 59.0% 74.2%
平成27年上期 62.5% 71.8%
平成27年下期 51.6% 67.9%
平成28年上期 65.2% 74.1%
平成28年下期 46.4% 71.3%
平成29年上期 61.0% 71.3%
平成29年下期 55.6% 63.4%

第2種電気工事士 | 合格率データ

第2種電気工事士の筆記試験に合格できる参考書と問題集

第二種電気工事士筆記問題集 2018年版 (黒本合格シリーズ)

第二種電気工事士の筆記試験対策で超有名な1冊です。
この問題集「第二種電気工事士筆記問題集 2018年版 (黒本合格シリーズ)」は、初めて第二種電気工事士の試験に臨む方でも効率よく取り組めるように、過去10年分の問題を科目別に解答・解説し、出題傾向が一目でつかめます。ここ重要

問題集の特徴は?

  1. 筆記試験対策はこの1冊で十分です。合格できます。
  2. 過去10年分の問題を科目別に解答・解説し、出題傾向が一目でつかめます。ここ重要
  3. 問題が豊富でレベル1~レベル4 + チャレンジ問題とランク毎に分けて載っているので、無理なくステップアップできます。

2018年版 第二種電気工事士筆記試験標準解答集

丁寧な解答・解説で好評な1冊です。
この解答集「2018年版 第二種電気工事士筆記試験標準解答集」は、重要項目をダイジェスト解説した「筆記試験の要点整理」がとても役立ちます。筆記試験対策はこの1冊で十分合格できます。ここ重要

解答集の特徴は?

  1. 過去10年分の筆記試験問題と解答・解説を完全収録 !ここ重要
  2. 直前対策や、はじめて受験する方の基礎力養成に万全の一冊です。
  3. 平成29年度の最新問題から平成20年度の問題まで、過去10年分を収録して、その解答・解説を加えて集大成したものです。

第2種電気工事士の実技試験に合格できる技能候補問題集

技能候補問題集は、この1冊の本で十分合格できます。他の本もありますが、複線図の書き方・解説に難があり、あまりお勧めできないです。

第二種電気工事士技能候補問題の解説 2017年版(黒本合格シリーズ)

第二種電気工事士の筆記試験対策で超有名な1冊の実技版です。
この本「第二種電気工事士技能候補問題の解説 2017年版 (黒本合格シリーズ)」は、全13候補問題について、単線図、施工条件、材料、寸法等を想定し、カラーによる完成写真でわかりやすく解説し、施工ポイントも掲載しています。ここ重要

技能候補問題集の特徴は?

  1. 誰でも最初は苦手な、単線図から複線図にするときのポイントを理解しやすい構成で解説しています。ここ重要
  2. 技能試験の当日の流れや作業のポイント等を詳細に解説してあるので、安心して学べます。
  3. 基本作業ではカラーの連続写真で構成し、多くの人が使用するケーブルストリッパの使い方等を掲載し、充実した内容となっています。

ホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験工具セット P-958VVFストリッパー P-737リングスリーブ用圧着工具入組 DK-18-2018

合格するには、上記の技能候補問題集とこの工具セットは必須アイテムです。
この「電気工事士工具セット」は、ベストセラー1位の作業工具セットです。使いやすさに定評があり、これを買っておけば間違いはありません。ここ重要

工具セットの特徴は?

  1. HOZANのこの商品は、品質面も機能面も安心の一品です。ここ重要
  2. 実際私も購入していますが、工具をバラバラで買うより、収納袋まで付いているので満足できます。

危険物取扱者乙種第4類の特徴と難易度

ビルメン資格4点セットの中で登竜門的な資格、危険物取扱者乙種第4類、通称「乙4」です。乙4は、4点セットの中でも一番保有率が高い資格だと思います。

危険物取扱者乙種第4類の合格率

詳しくは下記のリンクからどうぞ。

当サイト「危険物乙4の合格率はどのくらい?過去の合格率、難易度を丁寧に解説します ! 」はこちら。

当サイト「100問以上の過去問 」はこちら。

第3種冷凍機械責任者の特徴と難易度

ビルメン資格4点セットの中でも最難関資格が第3種冷凍機械責任者です。近年、冷凍機を使用しない現場が増えており、資格の需要も低下傾向にあります。
しかし、空調はどこの現場にもあり、基礎知識として冷凍サイクルや冷媒、冷凍機の原理は知っておくと評価は格段に上がります。

第3種冷凍機械責任者の合格率

下記の合格率データからもわかるように、平成26年度から難易傾向にあります。

それは、新傾向問題の出題が増えたのが大きな要因です。

以前は、過去問を解き、内容をある程度理解すれば点数が取れましたが、新傾向問題が多数出題されるようになり、過去問だけではなく参考書も併せて熟読しないと合格は少し厳しいものになりました。

年度 受験者 合格者 合格率
平成23年 7,878 3,219 40.9%
平成24年 8,160 2,675 32.8%
平成25年 8,839 3,023 34.2%
平成26年 9,022 1,714 19.0%
平成27年 9,801 2,534 25.9%
平成28年 8,913 3,106 34.8%
平成29年 8,120 3,007 37.0%

第3種冷凍機械責任者 | 合格率データ

※ 重要 ポイント !!

第3種冷凍機械責任者の参考書は、日本冷凍空調学会のSIによる初級冷凍受験テキストを購入してください
この本から本試験の問題は出題されます。

第3種冷凍機械責任者に合格できる参考書と問題集

第3種冷凍機械責任者の参考書は、日本冷凍空調学会のSIによる初級冷凍受験テキストを購入してください。この参考書は、高圧ガス保安協会の講習でも使用されている本で、この本から本試験の問題は出題されます

しかし初めて受験する人にとって、SIによる初級冷凍受験テキストは、少々難解な部分があります。ですので、もう少しかみ砕いた理解しやすい参考書も1冊ご紹介致します。

SIによる初級冷凍受験テキスト

合格には、必要不可欠な1冊です
この参考書「SIによる初級冷凍受験テキスト」は、高圧ガス保安講習でも使用されている本で、本試験もこの本から出題されており合格には熟読する必要があります。ここ重要

テキストの特徴は?

  1. 冷凍サイクルや冷媒、理論を理解するには、この本は必要不可欠な1冊です。ここ重要
  2. 高圧ガス保安協会の講習でも使用されている専門書で、冷凍機を勉強するには最適な本です。

トコトンわかりやすい! 第3種冷凍機械責任者試験 完全テキスト

出題ポイントを押さえた解説で分かり易いと評判の1冊です。
この「トコトンわかりやすい! 第3種冷凍機械責任者試験 完全テキスト」は、はじめて資格を受験する人を対象にした、理解しやすい参考書です。図やイラストが多いのも特徴で、SIによる初級冷凍受験テキストと一緒に購入すると、より早く冷凍機について理解できると思います。ここ重要

テキストの特徴は?

  1. はじめて第3種冷凍機械責任者試験の合格を目指す人でも、理解しやすい内容で問題も豊富です。ここ重要
  2. 豊富な図やイラストと多くの確認問題があり、重要な語句を隠して覚えられる赤シート付きです。
  3. 模擬試験が2回分あり、出題頻度が高い問題をわかりやすい解説つきで説明しています。

第三種冷凍機械責任者試験模範解答集 平成30年版

合格対策に、過去問は欠かすことはできません。
この「第3種冷凍機械責任者試験模範解答集」は、平成29年度から平成22年度の試験に出題された「法令」「保安管理技術」の全問題と解答・解説を収録しています。本書とSIによる初級冷凍受験テキストは、合格には欠かすことのできない本です。少しずつ理解を深め、資格取得を目指しましょう !!ここ重要

問題集の特徴は?

  1. 過去8年間(平成29年度から平成22年度)の試験に出題された「法令」「保安管理技術」の全問題と解答・解説を収録しています。 ここ重要
  2. SIによる初級冷凍受験テキストと本書を併用して合格を目指すのが一番効率がいいです。

2級ボイラー技士の特徴と難易度

「ボイラー」とは、燃料を燃焼することにより生み出した熱を水に伝え、水蒸気や温水に変える熱源機器です。
2級ボイラー技士は、第3種冷凍機械責任者と同様に使用される現場が少なくなり、資格の需要も低下傾向にあります。しかし、資格取得を推奨している会社も多いですし、危険物取扱者乙種第4類と同レベルの難易度で比較的取得しやすいです。

2級ボイラー技士の合格率

下記の合格率データからもわかるように、合格率は高いです。

それは、ボイラ協会が出版している「2級ボイラー技士試験公表問題」と同じ問題が本試験でも多く出題されるからです。
この公表問題をやれば、比較的簡単に合格することができます。

年度 合格率
平成23年 49.1%
平成24年 53.7%
平成25年 58.0%
平成26年 56.9%
平成27年 60.4%
平成28年 58.5%

2級ボイラー技士 | 合格率データ

また、資格取得の際には、とても重要なことがあります

それは、免許を取得するには受験資格(実務経験)が必要なことです。
実務経験がない場合、ボイラ協会が主催するボイラー実務講習を受講しなければなりません。まず、その講習を受講し、受験資格を得ることから始めなければならないのです。

※ ボイラー実務講習とは? ポイント !!

実務経験がない場合に限ります
2日間が学科、1日が実習の計3日間、20時間を受講する講習です。講習を修了すると実務経験等とみなされます。

2級ボイラー技士免許を取得するためには …

  • 1.実務経験等があること ここ重要
  • 2.免許試験に合格していること ここ重要

この2つの要件が必要です。
「ボイラー実技講習」の修了は実務経験等のひとつとなりますので、実技講習を修了し免許試験に合格すれば免許を取得することができます。なお、実技講習と免許試験はどちらが先でもかまいません。

2級ボイラー技士に合格できる参考書と問題集

2級ボイラー技士は、比較的簡単に取得することができます。ボイラ協会が出版している「2級ボイラー技士試験公表問題」と同じ問題が本試験でも多く出題されるからです。

また、はじめて2級ボイラー技士を受験する人でも、理解しやすい参考書をご紹介します。是非参考にしてみて下さい。

2級ボイラー技士試験公表問題解答解説〈平成30年版〉平成26年後期~平成29年前期

「ボイラー」の知識がゼロでもこの問題集で合格できます。
この問題集「2級ボイラー技士試験公表問題解答解説」は、日本ボイラ協会が出版している問題集で、本試験もここから多く出題されます。ここ重要

問題集の特徴は?

  1. 最新の出題傾向がわかるように丁寧に作成されています。合格にはこの1冊で十分です。ここ重要
  2. 2級ボイラー技士の公表問題を徹底分析して、解説もわかり易いので初心者でも安心して勉強できます。

らくらく突破 改訂新版 2級ボイラー技士 合格教本

「合格するまで面倒みます !」のキャッチプレーズでセミナーを展開しているボイラー技士ドットコムの講師陣が執筆している参考書。
この「らくらく突破 改訂新版 2級ボイラー技士 合格教本」は、職業訓練校でも実際に使われている参考書です。基礎から丁寧に解説してあり、はじめて勉強する人には最適な1冊になっています。ここ重要

参考書の特徴は?

  1. 職業訓練校でも実際に使われている参考書で、図やイラストが多く初心者でも理解しやすいです。ここ重要
  2. 練習問題が多数収録されており、模擬試験問題も掲載されています。

ビルメン資格4点セットの他にも重要な資格はあります!

ここからは、ビルメン資格4点セットとプラスαで取得しておきたい「消防設備士」の資格についてご紹介します。
いまでも取得を推奨している会社は多いですが、今後より一層、ビルメンテナンス会社で必要な資格になっていくことでしょう。
私は仕事柄、ビルメンテナンス会社にお話を聞くことが多いのですが、口を揃えて「消防設備士は必要だ」と言っています。ポイント !!

消防設備士の資格とは?

劇場、百貨店、ホテル、病院などの建物は、不特定多数の人たちが利用する建物で
その他の建物より火災に対する危険度が高いことからその用途、規模、収容人員に応じて屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火災報知機などの消防用設備等または特殊消防用設備等の設置が消防法により義務づけられており、それらの工事、点検、整備等を行うには、消防設備士の資格が必要です。

※ 消防設備士免許について

消防設備士免許は大きく2つに分類されています。

  • 【甲種】
    工事、整備・点検を実施できる
  • 【乙種】
    整備・点検を実施できる

甲種と乙種の違いは「工事ができるか否か」です。(ビルメンは点検が主なので乙種で十分です) ポイント !!

続いて、消防設備士免状の種類を紹介します。

免状の種類 工事整備対象設備等
甲種 特類 特殊消防用設備等
(従来の消防用設備等に代わり、総務大臣が当該消防用設備等と同等以上の性能があると認定した設備等)
甲種
又は
乙種
第1類 屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備
第2類 泡消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備
第3類 不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備
第4類 自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備
第5類 金属製避難はしご、救助袋、緩降機
乙種 第6類 消火器
第7類 漏電火災警報器

続いて、ビルメンに最も必要とされている「消防設備士乙種第4類」について解説します。

消防設備士乙種第4類の特徴と難易度

消防設備士乙種第4類は、主に自動火災報知設備について整備、点検ができる資格です。

ビルメンの多くの現場(オフィスビル・病院・商業施設等)には自動火災報知設備が設置されており、今後ますます需要は伸びると考えられます。

※ 自動火災報知設備とは? ポイント !!

火災による煙や熱を感知器が早期に自動的に感知して、警報ベルなどで、建物内の人達に火災を知らせる設備です。

感知器には、煙を感知するもの、熱を感知するもの、炎を感知するものなどがあります。
また、煙および熱を感知するものには感知器を設置した後も、環境条件の変化に応じて容易に感度の変更が出来る等の特徴を有するアナログ式もあります。

では、直近の合格率を見てみましょう。

年度 受験者 合格者 合格率
平成24年 9,952 4,038 40.6%
平成25年 9,682 3,693 38.1%
平成26年 11,156 3,789 34.0%
平成27年 12,068 3,418 28.3%
平成28年 10,072 3,277 32.5%
平成29年 7,167 2,421 33.8%

消防設備士乙種第4類 | 合格率データ

近年は、約30%前後で推移しています
この資格は多少覚えることが多いですが、過去問をしっかりやれば合格できます。難易度は、第2種電気工事士より若干易しいとお考え下さい。

消防設備士乙種第4類に合格できる参考書と問題集

消防設備士乙種第4類は近年、安全規制の強化や安全意識の高まりなどにより、そのニーズはますます高まっており、就職や昇給などでも有利です。

この資格には「定番」の参考書と問題集があります。通信講座や訓練校でも使われており、最強の消防設備士攻略本になっております。

わかりやすい!第4類消防設備士試験 (国家・資格シリーズ 184)

「消防設備士」なら大定番の工藤本 !!
この参考書「わかりやすい!第4類消防設備士試験」は、短期間で合格するための参考書です。試験に頻繁に出題される重要な項目がわかり易く解説されています。暗記する項目が多いですが、ゴロあわせもあり無理なく覚えることができます。ここ重要

参考書の特徴は?

  1. 通信講座や職業訓練校でも使われている参考書で実績と信頼度は抜群です !ここ重要
  2. テーマごとに本試験に頻繁に出題される問題がわかり易く解説されており、はじめて受験する方でも無理なく覚えることができます。
  3. 「消防設備士」なら大定番の工藤本 !!この1冊で合格できます。

本試験によく出る! 第4類消防設備士問題集 (国家資格シリーズ187)

「消防設備士」なら大定番の工藤本 !!
この問題集「本試験によく出る! 第4類消防設備士問題集」は、本試験の類似問題が多数掲載されています。この1冊で試験対策はバッチリです ! 無敵の消防設備士攻略本です。ここ重要

問題集の特徴は?

  1. 「消防設備士」ならベストセラー1位の工藤本 !! 本試験対策問題も多数掲載されています。ここ重要
  2. 問題の解説も詳しく書いてあり、独学の人にもお勧めの1冊です。

ビルメンに必要な資格
「資格4点セット」のまとめ

これまでビルメンに必要な資格について書いてきましたが、以上のことをまとめると…

ビルメンの転職にも有利な「資格4点セット」

※ ビルメン資格4点セットとは? ポイント !!
  • 1. 第2種電気工事士(2種電工)
  • 2. 危険物取扱者乙種第4類(危険物乙4)
  • 3. 第3種冷凍機械責任者(3冷)
  • 4. 2級ボイラー技士(2級ボイラー)

上記4つの資格のことを指し、この中でも特に重要な資格は、「第2種電気工事士(2種電工)」と「危険物取扱者乙種第4類(危険物乙4)」である。
未経験でビルメンに転職したい場合、最低でも上記4つの資格のうち、2つは取得しておきたいです。そうすれば、面接官の印象がかなり良くなり、未経験でも採用される確率は格段に上がります。

※ ビルメン資格4点セットの難易度は? ポイント !!
  • 1. 第3種冷凍機械責任者(3冷)
  • 2. 第2種電気工事士(2種電工)
  • 3. 危険物取扱者乙種第4類(危険物乙4)
  • 4. 2級ボイラー技士(2級ボイラー)

難易度順に並べると、3冷がビルメン資格4点セットの中で最難関資格である。この資格は需要低下しているものの、基礎知識としては持っておいたほうが良いでしょう。
消防設備乙4は、2種電工に比べ若干易しい。今後も需要がある資格なので、是非とも取得することが望ましいです。

最後に、ビルメンテナンス会社の多くは、資格保有者を求めています。実務未経験者でも資格さえ取得していれば転職のチャンスは十分にあります。また、年齢も若いに越したことはありませんが、あなたが思っているよりも年齢が40代でも50代でも転職の道はひらかれているのがビルメンテナンスの世界です。
今後もその傾向は続くと思われ、「ビルメン資格4点セット」と「消防設備乙4」を取得すれば企業にアピールすることができ、自信のスキルアップ・昇給にも繋がります。
是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

どうですか?有益な情報はありましたでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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